#4 「トレーナー」は例えるなら、野球の”○○専門コーチ”と同様に、それぞれ「専門性」がある

2020年、鹿児島国体では、 各競技団体に「トレーナーを配属する」というのが決定になったと聞きました。 しかしながら、私が所属させていただいている 鹿児島県スポーツコンディショニング協会の会長さんは 「先ずは、競技団体がトレーナーの役割を周知してもらうことが必要」    

【”トレーナー”を選ぶ時・依頼するときのポイント】

  ①ケガした選手に対してトリートメント(治療)やケアをお願いしたい ②体力をつける方法を教えてほしい、取り入れたい ③チーム力を高めるサポートをしてほしい   まず「なぜチームに必要か?」「どういうところをサポートして欲しいのか?」 きちんと話をして、要望をチームの方からあげておいた方がいいです。     ①ケガした選手に対してトリートメント(治療)やケアをお願いしたい →柔道整復師、整体師、鍼灸師、理学療法士 など   ケガの原因を分析する知識を持つ方、テーピングを巻ける方、予防のためのトレーニングを教えてくれる方もいらっしゃいます。 日本で一番ニーズが多く、 「トレーナー」のイメージが強い人物像ではないでしょうか?   ②体力をつける方法を教えてほしい、取り入れたい  →CSCS、NSCA-CPT、JATI-ATI、SAQインストラクター、         健康運動指導士など」   他にも色々、各種団体で発行されていると思いますが、 これらの資格は、+αでそれぞれのトレーナーが勉強して トレーニング指導者養成コースを受講、受験、取得できる資格です。   資格によって学ぶ内容に違いはありますので、そこは直接ご相談されてください。     ③チーム力を高めるサポートをしてほしい →日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー・スポーツ栄養士、チームビルディングに関して知識のある方 など こういう知識を持ち肩書きがトレーナーとして活動されてる方もいらっしゃいます。 いわゆる”コンディショニング”に関する専門知識を持ち、 ①②の知識、技術を備えてる方もいらっしゃいます。     簡単に、思いつくままざっくりと分けるとこんな感じです(思い出したら追加します)。 ただし、それぞれのトレーナーさんで持っている知識や技術が少しづつ被ることもあります。 選手または指導者の方は、この程度は周知しておくべき情報だと思います。   なぜなら我々は ”無形のサービス” を提供するため トレーナーそれぞれの得意な分野を生かしてサポートしていくのですが   きちんと目的持ってトレーナーを選択しないとみなさんが「無駄金」をはたくことになってしまいます。 「こんなはずじゃなかった」とならないためにも   サポート内容のみならずチームからの要望をきちんと伝え、 料金の確認やその他の経費はどういう風にかかるのか チームや選手との関わり方はどうするのか 契約書をきちんと交わすことをお勧めします。   国体に向けての強化として「トレーナーの配属義務」を掲げ、 我々トレーナーに何かしらの希望を託し、 予算をつけてくださるのはありがたいことです。   ただ、 私たちは本当にどうやったら   「鹿児島県のために」   力を使えるのかと真剣に考えているのも確かなので     「Athelete Center(選手のために、お互いの専門性でサポートする)」     本当に選手のためになる時間とお金の使い方を考えるべく、   指導者、選手、トレーナーがお互いコミュニケーション、連携を取り、技術や知恵を出し合えればいいなあと思います。  

【まとめ】

トレーナーを選ぶのは、選手や指導者です。   是非直接会って、話をしっかり聞いて、皆さんの意見や考えを伝えて 本当に信頼してお願いできるかどうか確認してください。     自分の目が、最後は確かだと思います。  

【編集後記】

  欲深いようですが「お金」のことに頻繁に触れてしまいました。 追々、ブログで理由を述べていきたいと思います。 自分がフリーランスでトレーナーを始めるにあたって   そんな、急には仕事なんて舞い込んでこないです(現実は)   でも、いつまでも「現場に出たい」「技術を磨きたい」とか 「お金より大事なものが得られる」なんて   完全なる自己満足を言い訳にしていては、 いつまで経っても「トレーナーの認知度」は上がらない。   まずもって自分に仕事なんて、入ってくるはずがない (何する人か、どんな人かわからん人にお金は出せないでしょう)。     我々の仕事は、ボランティアでサービスを提供する便利屋ではない と自分でまず肝に銘じて   納得していただけるサービスを行います。