#105 『減量』の成功とは

最近、納得した言葉。 『減量の成功』とは『減量させた体重を維持する』こと。   ダイエットって食べる量を減らして、活動量を増やせば 確実に体重は減りますが 『リバウンド』します。 ・・・ 頑張って食事制限を続けていても しばらくすると、体重って最初ほど減らなくなる時期がきます。 ・・・ このような経験は、ありませんか?   今回の内容は 脂肪のこととか、エネルギー収支のこととか 人間のカラダの機能について学んで 「なるほど!」と思った情報です。   運動とか、健康とかそういう勉強ばかりしていると だんだん「こりゃ、人間だから仕方ない」と諦める(考え方が変わる?) ことが、実は、増えてきます(笑)。   『ダイエット』ってまさにそうだと思う。   みんな痩せたい。私も痩せたい。 でも意外と・・・ 太っていない人ほど「痩せたい」という。 そして 病気になるから痩せなきゃいけない人も沢山いて、 それに気付いている人・・・こそ よっぽどの理由(本当に病気になるか、健康診断で現実を目の当たりにする)がない限り ダイエットに取り組もうとしない。 このような、主観的なことも れっきとした理論があることを知った。   今回は減量について学んだ(結果的に、気付いた) 私なりの見解をまとめてみたいと思います。  

【 内容 】

  1. 人間、そんなに我慢強くない
  2. 食べないことで起こる、カラダのシステム
  3. 人間は”適応”するから、生きていける
  4. まとめ

【1. 人間、そんなに我慢強くない 】

  冒頭で書いた『減量とは、体重を維持すること』   わかるようで、わからない・・。   ダイエットの原理を教えてくれた先生は言うのです。 「あのね、減量している人って、 食べなければ痩せ続けられるって思っているんですよ」   え?そうなんだ。 え?そうじゃないの??   ・・・そう思ってた。違うの?   「だから”こんなに食事を制限しているのに痩せない”って思うんです。 でも、実際、体重はいくらか落ちている。 食事って、そんなに我慢し続けられないんです。 やっぱり、”好きなもの食べたい”。みんなそう思っている。   ダイエットするときのポイント   『痩せたい』とか『できれば何キロ』とか 漠然なものではなく   達成できそうな「目の前の目標」を「数字」で出すことが大事。 つまり まず「1kg減量」でいいんです。本当は3kg落としたいと思っていても まず1kg落としたら、次の目標は、その体重を1ヶ月間 『維持』すること。 維持ができたら、また次の目標を「1kg減量」にする。 それができたら・・・ 減量をスタートした時から考えると「−2kg減量」となる。   これなら、できそうではありませんか?  

【2.  食べないことで起こる、カラダのシステム 】

エネルギーの収支のバランスを聞いて、さらに納得。   「体重の重い人のほうが、痩せる(体重が落ちる)比率が高い」 これは、自分の重たい身体を動かす人のほうが 使うエネルギーが増えるからです。   食べないと、痩せます。これが食事制限。 動けば、痩せます。これが運動によるエネルギー消費。 「食べる>動く」だと太るし「食べる<動く」だと痩せる。   でも、もう一つ理屈を加えると 動く人の体重が重いほうが体重が軽い人よりも たくさんエネルギーを使う。 お相撲さんが動くのと、モデルさんが動くのでは消費するカロリーが 全く違う、ということです。   ダイエットに成功し始めて体重が軽くなると 同じ量の運動では、体重が落ちなくなります。 つまり、痩せると省エネで人は動けるようになる。 だから体重が落ちると「停滞期」がある。   でも確実にカラダが軽くなるのでもっと動けるようになります。 ほんの少し、運動を足してみましょう。   ここで「注意」。最初を思い出してください。 さっきの1.の原理で”ほんの少しずつ”です。 運動をもっと増やせば・・・疲れます。嫌になります。   人間は、そんなに我慢強くない。  

【3.  人間は”適応”するから、生きていける 】

ただし、 『減量すると決めたら、2〜3週間以内にまず落とす』 ??そんなに早く体重落とすと、リバウンドしない?   これも、身体の機能が関係します。   『1ヶ月も経つと、身体がそれに慣れてしまうから、痩せにくくなる』 これは、人間は”環境に適応する能力がある”ってことなんです。   食事制限すると、最初のうちは食べなければ体重は落ちる。 「食べる<動く」の収支バランスが成立します。   が、だんだん「こいつは食べないから、ヤバイ」と あなたのカラダは意思と関係なく、判断し始める。   身体が”今までと違う環境”に違和感を覚えるようで 特に脂肪細胞は”生命の危機”と判断し 「脂肪を貯めておかなきゃヤバイ」って働くみたいなんですね・・・   あなたのカラダは、危機的環境から まずあなたを守ろうとする。 カラダは「ダイエット中」なんて、関係ないですから (勝手に、本人が思っているだけなので) 飢餓状態からこの人を守ろう と新たに快適な環境を作ろうとするだけです。 これが『適応』です。 逆に言えば こういう機能が備わっているから、人間って様々なストレス社会の中でも 生きていけるんだと思います。   『頭で考えて、行動すること』と『カラダで起こること』は 同じではない、と考えましょう。   だから、ちょっとした理屈を知って 『カラダで起こること』に 自分の頭(考え方)を合わせて、 その考え方に基づいて行動すると、 少し気持ちが楽になるんじゃないかと思います。  

【4.  まとめ 】

『減量の成功』とは 減らした体重の目標値を維持する事だと 思いました。 1キロでも2キロでも沢山減らせた事が成功ではなく、減らした体重を、6ヶ月間維持したい。 この恩恵は、体重を減らせた事実のみならず 「自信」も付随します。   今回は多種多様な専門家のお話を聞いた中で感じたことです。 毎日毎日違う先生が違う方向から、最終的に一つのテーマに向けて 繋がるようにお話をしてくださったおかげで 私の頭は、今までの疑問がスッキリ整理されました。   ここで、まとめてみる作業も、そうですね。 自分の思考の整理につながります。   私は、今回でダイエットに対して考え方が変わりました。 もう一つ言うと、 1kg、体重落とすには約7.000kcal減らさねばなりません。 1週間で落とすなら7,000÷7=1,000kcal(1日に減らすカロリー) 2週間で落とすなら7,000÷14=500kcal(〃) 3週間なら7,000÷21=333kcal(〃) 計算上このくらい1日カロリーを減らすことで1kgの減量が可能です。   あなたなら、どうしますか? もう少し、欲張りたいですか?   でも、「1kg減量」からでもすごくないですか? 1kgの脂肪の塊って・・・ 脂肪1kg             コレ。   無理なく減量できて、なおかつ「継続」できると思える方法ならば リバウンドは確実に防止できます。   このアイデアはいがかでしょうか?   ウェブサイト:コアコンディショニング ミサカ