#121 コンディショニング
「コンディショニングが専門のトレーナーです」と言うと
「そうなんですね、コンディショニングって大事ですよね」と
大抵そんなことを言ってくださるが
意外と曖昧に捉えられているのも「コンディショニング」
【Conditioning:コンディショニング】
目標とする試合で最高のパフォーマンスが出せるように
状態(コンディション)を整えるプロセスのこと
そう私の中では解釈している。他で調べても大体こんな感じである。
重要なことは
「コンディショニングは準備だ」ということ
時間をかけてコツコツと、準備する
評価して、修正して、プログレッション(漸進的)に進める
プログラムを立てて計画的に進めるもの
これが「コンディショニング」だ
大切なモノなのだろうと思われてはいるけれど
案外、蔑ろにされているのも
「コンディショニング」の寂しい性です・・・
「トレーニング(技術・体力)」っぽいと思われかもしれないが
「トレーニング」も「コンディショニング」の一つです!と言いたい。
カラダづくりや技術習得は、今よりも確実に良い状態にしておくことは
当然、必要なことである
”良い状態” から”目指す状態” という考え方にレベルアップされると
ゴールにいる自分の姿と現在の自分とのギャップが生まれる
このギャップをしっかりと受け入れ
今の自分に出来ること・すべきことは何か、考えて欲しい
最高の舞台に立った時、自分はどんな状態でありたいか
どんなプレーをし、どんな心持ちで舞台に立っているのか
最高のパフォーマンスを出している姿をイメージして欲しい
つまり、
最終的に身につけたいプレースタイルを見据えられたら
そこに向かう努力は、より具体的になる
行動を考え、選択できる
例えば今、ケガをしている状態ならば
治しつつ、ゴールで出せるパフォーマンスに必要な状態を
目指してそれ相当の準備をする
準備不足で不完全な状態では
”不安”がパフォーマンスを妨害するだろう
そう、「心」を整えるのも「コンディショニング」
しかしながら現実は
大会1週間前くらいになって
「あとはコンディショニング次第」と簡単に言う人がやたら多い
風邪ひかないようにしっかり食べろよとか
お風呂入って疲れを取れよとか
これは日頃から、当たり前の行動として最低限取り組むべきだ
日頃の状態(コンディション)が良くないと
トレーニングの効果が身につかない
つまり「コンディショニング」は
うまくいかない可能性が高くなる
「コンディショニング」
今からできる準備は、それぞれ違うから
考えて行動する
コツコツ努力する
途中で投げ出しそうになる時も 先が見えなくなる時もある
頑張れ!できるよ!一緒に考えてみよう!
そう言って支える役目が
トレーナーなのです