今回は先日1月18日〜21日に行われた鹿児島県高校新人バスケットボール大会の試合帯同時のサポートについてです。昨年からバスケットボール競技にも関わる機会をいただきました。離島のチームなので、県本土で開催される大会時のみ、試合のサポートという形で契約させていただいています。なので、選手と会うのは実質10月以来、現チームは2回目のサポートとなります。
競技特性として男女ともが同一会場で試合ができるため、男女ともにサポートが可能なのが面白いところですが、２試合しかなくても、４試合のサポートとなるのでそれはそれで結構忙しいです。今回は2日目の会場が男女で異なったので、会場間を行き来しながら対応しました。
●試合前のテーピング等のサポート
何か痛みや気になるところがあれば対応します。とはいえ、試合の時だけの関わりなので高校生もそんなに心を開いてくれているわけでもないし、普段を知らないので基本的には選手が相談に来たものだけ対応するようにしています。
３日目の試合前は前日に外傷が発生した選手や大会前にケガをしていたので少し補強して欲しいとのテーピング、前の日の試合で足が攣りそうだったという選手など必要に応じてテーピングをしたり、ストレッチングをしたりしました。
●試合間のサポート
主に、試合中の事故や負傷に対するサポートを行います。コンタクトプレーも多くあるので、衝突や転倒を見かけるたびにヒヤヒヤします。この１年間のバスケットの大会中でACL（前十字靭帯）の損傷、衝突による脳震盪の疑いなど様々な事故を目の当たりにしました。そもそも依頼者（チーム）の要望は「試合中に何かあるかもしれない時の為の待機」でした。バスケットボールの試合を見るにつれ、その意味を少しづつ理解しましたが、上位に上がるほど、特に男子はスピードや当たりの強さが増すので、緊張感があります。
時々しか関われないからこそ、久々観る試合は成長の度合いがよくわかります。昨年は１年生が主力で頑張っていたので試合中もあちこちケガをする選手が多かったのですが、その子たちが２年越しとなると、体が安定し、本当にケガが少なくなりました。どのチームと関わっても感じることですが、身体作りには時間がかかるし、上級生が主力で戦っている間、下級生が練習や経験を積むような環境ができてくると、チームとして身体とパフォーマンス共に安定するようです。
また、今回関わった選手の中には試合後に「次の試合に向けて自分でできることはありますか？」と尋ねてくれた選手もいましたし、テーピングやストレッチングをしながら、痛みや不具合の原因を説明したり、今後も継続的に改善すべき部位に対してのエクササイズの指導もしました。試合前のことなので覚えているかはわかりませんが「上手くなりたい、強くなりたい」という意欲がとても伝わるので、また次の大会で会った時に男女ともに成長を楽しみにしたいと思います。
