教育レポート#1@小学生のバレーボール教室

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 先日、鹿屋体育大学で行われた「鹿児島県小学生強化練習会」において小学生へ向けて「コンディショニング教育」の入り口として簡単な講話とストレッチング指導の時間をいただきました。通常の「練習会」では技術指導がメインですが、新たな試みとして「コンディショニング」について知ってもらう場を作りたくて、色々考えた結果”○×クイズ”形式でやってみました。

●コンディショニングの目的

 「大会で最高のパフォーマンスが出せるように練習や体づくりなどの全ての準備のこと」と表現をしました。練習に良い状態で参加することが上手くなる、強くなるためには大事なことだと伝えました

●コンディショニングのルール

 食事や睡眠なども、練習に参加し、体調を崩さないためには練習と同じくらい大事なこと。ジュニア期アスリートが必要な睡眠時間や、好きなものだけ食べてないかどうか、など普段の生活を振り返ってもらう問いかけをしました

●成長期のカラダについて

 身長が伸びる=骨は弱く、脆いから骨にまつわる怪我が多いことや身体が硬くなるメカニズムなどを簡単に説明しました

●女性アスリートの健康について

 女性アスリート人口は増えているにもかかわらず、指導者の大半は男性で占められている。だからこそ女の子と男の子の体の違い、女の子自身も自分の体に今から起こるかもしれないこと、女性アスリート特有のケガについて少しお話ししました。

 

 最後に、ケガが多い(硬くなりやすい)部位のストレッチング4つを全体でやりました。一番硬さを感じたのはハムストリングスとふくらはぎのようでした。

 保護者や指導者の方をお話をする中で、一番興味があるのは「食事」だということもわかりました。食べないと大きくならない(身長が伸びない)かもしれないというのは皆さんわかっているけれど、実際に食べてほしい子供が食べない、というお悩みが多いんだな、という印象でした。私も食の専門家ではないのでこういう場合にはなんと答えればいいのだろうか?と非常に勉強になりました

 しかしながら、コンディショニングは自分自身で自分の体を守っていくもの。少しづつ知識を増やして行動を変えていくことでアスリートとして長くバレーボールを楽しんでほしいと思います!

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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