2/15に鹿屋体育大学で行われた宮崎県の小学6年生対象のバレーボール教室で、 ”ミニ講習会” としてコンディショニングの話をさせていただきました。コンディショニングの現場発信も今回で3回目。今回も多くの子供達や保護者、指導者の皆さんに「コンディショニング」を知ってもらう機会を頂けたことは本当に感謝です。

●コンディショニングのルール
コンディショニングとは「試合に向けてパフォーマンスを高めること」だから練習もコンディショニングに含まれます。
コンディショニングを成功させるためにはルールがあることを伝えました。
- 練習をすること
- しっかり食べること
- しっかり寝ること
練習に参加したとしても、ケガをしていたり体調がよくなかったら、しっかり練習に取り組むことはできない。だから「ケガをしにくい体をつくること」と「体調をなるべく崩さないようにすること」。まずは日々の生活習慣を整えよう。
当たり前の事ができる選手が、長くバレーボールを続けることができるから、上手くなる。小学生も「コンディショニング」の基本を少しわかってもらえたんじゃないかな、と思います。
●自分の足を見てみよう、動かしてみよう
主催者のご協力のもと保護者の方もフロアに移動してもらい、お子さんの足を一緒に見てもらいました。子供達の足はマメもタコもなく、キレイな足をしています。
実技としてこのサイトの情報サポート#1:足部機能とパフォーマンス(後編)で紹介している足部のエクササイズを参加者全員で実施しました。
エクササイズ前とエクササイズ後に閉眼片足立ちを60秒やってみましたが、最初に比べて最後は多くの子どもたちができるようになりました。親指や小指を動かしたり、アーチを作るようなエクサイズを一緒にやりましたが小学生はだんだん動かせていた子も多かったです。学生も一緒に取り組んでくれました。

●知る(学ぶ)ことから予防は始まる
「ケガを予め防ぐ(予防)」というのは大事だとわかっていても、行動するのは非常に難しいことです。なぜなら「ケガの知識」がないから、気をつけること気づくことも遅れてしまいます。これから先、もしかしたらこの中の誰かが外反母趾になったり、扁平足になったり、足が原因で痛みに悩まされたりする可能性はゼロではない。この年代でも扁平足の子どもは多くみています。痛みだけでなくパフォーマンスにも影響が出るかもしれないことなど、知らなければそこに目はいかないでしょう。今は「ふーん、そうなんだ・・」という程度でも「知っていれば」今後、足のことで困ったときに何か役立つかもしれません。「足指動かしたなー」って今日のことを少しでも思い出してくれたら嬉しいなと思います。
コンディショニングはパフォーマンスを今より向上させるために行います。だから、練習する。練習をしっかり取り組むために、体はできるだけ良い状態(コンディション)にしておく。自分の体を自分で守る。それは日々の積み重ねの中で身につくものであり、成長の過程で少しづつ培われていくものです。
「コンディショニング」これからも少しづつ、私ができる事を私の言葉で、発信していきたいと思います。