現場指導レポート#8:ウエイトトレーニング指導 part2

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 学生への指導の様子です。ウエイトトレーニングの設定日だったので、トレーニングルームでの指導でした。ウエイトトレーニングの目的は筋肉量の増加です。メニューはごくごくシンプルに、主要メニューとしてBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)+リフト(クリーン、プッシュプレス)で設定しています(補助メニューもあります)。スタンダードなドリルを丁寧にきっちり行う事がやっぱり大事かな、というところで構成しています

 設定回数はリフトは最大3repsその他は最大5reps、月の総レップ数を設定し、4週に振り分けて計画しています。週ごとでも強度に変化をもたせ、セット数は3~6セットで算出しています。今は筋肥大を目的に他のシーズンに比べると量は多めです。

 フォームに関して適宜指導しています。ウエイトの技術を上げ、エネルギーのリーク(漏れ)をどれだけ防げるかは、コンディショニングに非常に重要だと考えています。

 トレーニング記録は(株)ユーフォリアのコンディショニングアプリ『One Tap Sports』 https://one-tap.jp/ で管理しています。メニューと回数、セット数をこちらで入力し、選手が挙上重量や実施回数、セット数、そしてセッションRPE(トレーニングの主観的負荷)を入力することで1日トータルのトレーニング負荷が算出されます。指導者の経験値や感覚的なピーキング(試合へ向けて良い状態を調整すること)ではなくここ数年、非常に正当なデータが出ているので積極的に採用しているところです。

昨日の主な指導内容は以下のとおりです

●フォーム確認、情報共有

 「体幹筋の強化」を選手は誰しも目標としていますがウエイトトレーニングの中でもエネルギーのリーク(漏れ)が体幹から生じていることが目についたので、合間での指導に加え、終了後に全体へ共有しました。体幹部の柔軟性も関連しているということを伝えたら「あーやばい、身体が硬くなっている・・・」と再認識してくれました

●シーズン中のチェック

 今年は通常の測定(4ヶ月に1回)に加え今週末にもMAX測定を実施し、オフシーズンも残りわずかですがモチベーションアップのためにも現在の体力状況をチェックし、うまく反映できていない部分は改善し、次のシーズンへ向けて備えてみたいと考えています

●学生トレーナーとのミーティング

 現在のトレーニング内容の確認と取り組み状況について学生トレーナーとミーティングを行いました。上記の体力チェックについても、当初はウエイト測定のみの予定でしたが、ジャンプ測定もしたいという意見もあり日程調節を行ったり、学生間のモチベーション維持のためにどんな取り組み方がいいか、意見交換をしました。

 ウエイトトレーニングだけではパフォーマンスは上がりませんが、筋力は間違いなくパフォーマンスのベースになります。これからもより良い取り組みや結果を出せるように試行錯誤していこうと思います。

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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